今回は、英語の基本である「Notの位置」に触れます。日本人には案外盲点になっているので、この機会に覚えておいてください。
To不定詞でも否定語Notは動詞の直前!
否定語"not"は否定したい語の直前に置くのが英語の鉄則です。
まずは、It's okay to ... の形を使って、「~泣いてもいいんだよ」と言ってみましょう。
It's okay to _.
=「~してもいいんだよ/いいですよ」
この形で使うのが基本です。ここで大事なのは、文頭の「It's okay to」の部分を固定させて使う、ということ。つまり、後半の内容が肯定・否定に関わらず、toの後ろを入れ替えるだけ、ということです。
では実際に文を作って練習しましょう。
このようになります。ちなみに、It's okay not to go. の語順でも問題ありませんが、ネイティブは「It's okay to」の部分を固定させて、動詞のすぐ前にnotを入れるほうが圧倒的に多いです。
「完璧じゃなくてもいいんだよ」は英語で?
He is perfect. のように形容詞の文では、通常「Be動詞」を使いますね。ということは・・・
おそらく大半の方は、「to not be」よりも「not to be」のほうがしっくり来るのではないかと思いますが、ネイティブは圧倒的に前者「to not be」にします。あくまでも動詞のすぐ前にnotというわけですね。
It's okay to...の例文
It's okay to not like your dad.
(パパのことは好きじゃなくてもいいんだよ)
It's okay to not like dogs.
(犬が好きじゃなくても構わないよ)
It's okay to not talk about it.
(その話をしなくてもOKだよ)
It's okay to not be smart.
(頭がよくなくてもいいんだよ)
It's okay to not eat that right now.
(今それを食べなくてもいいんだよ)
It's okay to not be okay.
(大丈夫じゃなくてもOKだよ)
It's okay to not know what you wanna do.
(やりたい事が見つからなくてもいいんだよ)
It's okay to not know everything.
(全部を知らなくてもいいんだよ)
あとがき
Notの位置はこの他にも下記の記事でもご紹介しています。併せてご覧ください。
他にも、ぜひ知っておくとよい会話に役立つ構造をご紹介します。
下記3つの記事は、日本人にはなかなか発想が難しい、英語ならではの構造です。ぜひ合わせてお読みください!