間違えやすい文法

仮定法が驚くほどわかる!どんな時にどう使うのか徹底解説【保存版】

仮定法が苦手な人
「仮定法がまだ理解出来てないなあ。どんな時にどう使うのかピンと来ない。それと現在形になったり過去形になったりで、ややこしいなあ。はあ~、何から手を付けたらいいのか..涙」

こういった疑問に答えます。

テーマ

WhenとIfの違いや仮定法の基礎をマスターする

目 次
  1. 「~したら」には要注意!WhenとIfの使い分け
  2. 「今のこと」を仮定法で表現するには?
  3. If節は実際の会話で省略が多い
  4. あとがき

この記事を書いている僕は、英語業界でプロとして生活しています(英語歴37年うち講師歴は延べ20年)。現在は、当サイトのSkypeレッスンで日々英語を教える傍ら、当ブログで英語学習に役立つ情報を発信しています。また、この記事の信頼性担保のために、当サイトの マークがある音声はこのページも含めてすべて私の声で収録しています。

本記事では、ふだんの英語学習で伸び悩んでるかも、と感じている方に向けて書いています。少しでもネイティブの感覚を知り、毎日の英語学習をより一層ラクに楽しくしていってくださいね。

この記事を読むことで、最も難しいとされる英語の仮定法を使うタイミングとルールがわかります。

あなたへの前置きメッセージ

仮定法は会話の幅を広げてくれる重要な表現方法です。仮定法の表現を言えるのと言えないのとでは、会話力に雲泥の差がハッキリと表れます。ルールはシンプルですから、ここでしっかりと「型」を習得して、スピーキング力を上げましょう。ポイントは「音の固まり」で練習することです。

「~したら」には要注意!WhenとIfの使い分け


こんにちは、小野です。

まずは、次の2文を英語で言ってみてください。

  1. 「準備できたら教えてね」
  2. 「質問があったら教えてね」

 
解答はこちら↓

  1. Let me know when you’re ready.
  2. Let me know if you have any questions.

 

ポイントは、後半の接続詞です。前者はwhenなのに対し、後者はifになります。日本語はどちらも「~したら」と表現しますが、英語では状況によって2つに区別します。ニュアンスに大きな違いがあります。

①は、まもなく準備ができることは確実なのでwhenを使いますが、②では質問があるかどうかは何とも言えないのでifを使っています。まとめるとこのような違いです。

「~したら」

  1. 確実に起こると思われる状況 → when
  2. 起こるかどうかわからない状況 → if

このように、「~したら」「~なら」「~たら」と言いたいときは、whenなのかifなのかに気を付けましょう。確実な事ならwhen、不確定な事ならif、のように区別します。

確実なこと →When

  • 家に帰ったら電話するよ
    → I’ll call you when I get home.
  • 彼が来たら夕食を始めるわよ
    → We’ll have dinner when he comes here.
  • タイマーが鳴ったら教えてね
    → Let me know when the timer goes off.

不確定なこと →If

  • 明日は雨が降ったらバーベキューは中止だよ
    → We’ll cancel the barbecue thing if it rains tomorrow.
  • 何かあったら連絡してよ
    → Just let me know if you need anything.
  • 建物内で火事が起こったら、このアラームが鳴ります
    → This alarm will go off if there’s a fire in the building.

ここで、注意すべき大事な点がひとつあります。

ifやwhen節の中は現在形!

未来のことであっても、if節やwhen節の中では必ず「現在形」にします。ifやwhenの中には絶対にwillは入りません。

Let me know when he will come here.
Let me know when he comes here.

We’ll stay home if it will rain tomorrow.
We’ll stay home if it rains tomorrow.

※このルールは、条件や時を表す接続詞全般に当てはまります。
Before/After/As soon as/by the time/unless/in case/while/until
などが同じルールになるので、十分に気を付けましょう。未来でも現在形!

「今のこと」を仮定法で表現するには?


WhenとIfの区別が出来るようになれば、次はいよいよ「仮定法のif」です。

まずは、次の2つの文を見比べてみてください。

  1. If I have children, I will stop smoking.
    (もし子供がいたら、タバコを止めるよ)
  2. If I had children, I would give them all my money.
    (もし子供がいたら、財産を全部子供たちにやるんだけどなあ)

①と②は、それぞれどのような人が言っているでしょうか?年齢で考えるとわかると思います。

上の2つの文は、それぞれ次のような人が言っていると考えられます。

  1. 結婚はしているがまだ子供はいない。まだ若いので今後は子供ができることもあり得る。
  2. 結婚はしているかどうか不明。おそらく年齢もかなり上。子供ができる可能性は限りなくゼロに近い。

 
①は、起こるかもしれない出来事を言いたい時です。十分に可能性があるような状況です。このとき、If節の中は現在形で、主節もI will ..と普通に未来のことを表現します。
⇒これを仮定法現在といいます。

ところが、②は実現の可能性が非常に低い、もしくは、まったく起こりえないような(事実に反する)出来事について言う時です。その場合は、If節の中は過去形で、主節もI would..にします。形は過去形でも「過去の意味」はありません。
⇒これを仮定法過去といいます。

この2つの違いはとても重要なので、しっかり形を覚えておきましょう。

「今」のことを仮定で話す

今の現状を仮の話(仮定法)で言う場合には、2種類の言い方がある。

  1. 普通に起こるかもしれない事 → Ifは現在形、主節はI will..
  2. ほとんど起こり得ない事 → Ifは過去形、主節はI would..

ほとんど起こり得ない、可能性が低いと思っている例

  • If I had more time, I would definitely learn programming.
    (もっと時間があれば、絶対プログラミングを学ぶのになあ)
     実際には時間がないので、学べない。
  • He wouldn’t come even if we asked him.
    (彼を誘っても、どうせ来ないよ)
     実際に誘っても、来る可能性はほぼゼロだと思っている
  • I would call him if I knew his number.
    (彼の電話番号を知っていれば、電話するんだけど)
     実際には知らないので、電話できない
  • I‘d buy that if it wasn’t so expensive.
    (そんなに高くなければ、買うんだけどなあ)
     実際には高いので、買えない
  • I would if I could.
    (出来るものならやるよ。)
     実際には全くできない
  • What would you do if you found a lot of money in the street?
    (道端で大金を拾ったら、どうする?)
     実際に拾う可能性は非常に低い
  • What would you do if it was true? ※wereでもOK
    (それが本当だとしたら、どうする?)
     実際に本当かどうかはまだ全くわからない

If節は実際の会話で省略が多い


先ほどまでの説明ではIfの基本的な使い方を解説しましたが、会話での応用編も見てみましょう。

会話では、実は70%以上の割合で、If節を省略して、主節だけ(wouldが入るほうの文だけ)を言うことが圧倒的に多いです。

If節がないので、慣れないうちはそれが仮定法だと気付かずに通り過ぎることがあるかと思いますが、wouldを見つけたらすぐに「仮定法」だと思ってください。

ポイントは、would自体に「実際にはまだしていないが、仮にするとしたら」の意味が含まれている、と理解しておくことです。

そして、その文を訳すときに、「実際にはまだしていないが、仮にするとしたら・・・」のようなニュアンスを入れ込みながら解釈するようにすると、徐々に仮定法に慣れてきます。

では、そのようなIf節のない仮定法の例を見てみましょう。

If節のない仮定法の例

  1. You would look good with short hair.
    (ショートにしたら似合うと思うよ)
     実際にはまだショートにしていない
  2. I wouldn’t do that.
    (私ならやらないな)
     実際には自分がやるわけではなく、相手にアドバイスをしている
  3. I wouldn’t go there alone.
    (私ならひとりで行かないな)
     もし私だったら、と言いながら相手に進言している
  4. I would start by reading this book.
    (私ならこの本を読むことから始めるよ)
     もし私だったら、と言いながら相手に進言している
  5. I would do anything to protect you.
    (どんなことをしてでも君を守るよ)
     「どんなことでもする」は仮の話
  6. I would kill for that!
    (それ欲しいなあ!)
     それを手に入れるためなら人殺しでもする、というくらい欲しい
  7. Would you do the same thing?
    (あなたでも同じ事をしますか?)
     もしあなたなら、という仮定
  8. He wouldn’t come.
    (彼ならどうせ来ないよ)
     もし仮に誘っても、という仮定
  9. You‘d be surprised.
    (聞いたら驚くよ)
     もし私の話を聞いたら、という仮定
  10. Your dad would want you to do it.
    (お父さんもきっと応援してくれるよ)
     もしお父さんがここにいたら(生きていたら)、という仮定
  11. What would you say to him?
    (あなたなら彼に何て言ってあげる?)
     もしあなたなら、という仮定
  12. What would be the best way to contact you?
    (連絡方法は何が一番都合がいいですか?)
     仮に何の方法なら、という仮定
  13. What day would work best for you?
    (何曜日であれば一番都合がいいですか?)
     仮に何曜日なら、という仮定
  14. What would a typical day be like for you?
    (あなたの平凡な一日はどんな感じですか?)
     仮に平凡な一日を想像するなら、という仮定
  15. What number would you pick from 1 to 10, 10 being the best?
    (10点満点で点数を付けるとしたら何点を付ける?)
     仮に点数を付けるなら、という仮定
  16. Why would I do that?
    (なんで私がそんなことするのよ!)
     仮にどういう理由なら、という仮定
  17. Why would I lie?
    (なんで私が嘘を付くのよ!)
     仮にどういう理由なら、という仮定
  18. Why would you doubt that?
    (なんでそんなこと疑うの?)
     仮にどういう理由なら、という仮定
  19. It’s different from what you‘d expect.
    (思ってるのとおそらく違いますよ)
     仮にあなたが今何かを想像しているなら、という仮定

あとがき

英語学習者にとって、「仮定法」は避けて通れない、そびえたつ大きな山のような存在ですね。まさに箱根駅伝の心臓破りの難所「権太坂」のようなものです。

でも、ひとたびその峠を超えれば、あとはもう難所はありません。下り坂の楽な道のりになります。

ぜひ今回の解説で、仮定法という峠をクリアして、1日も早く英語を自由に操れるようになってください。

なお、今回の記事は「今のことを仮定法で言う」ことにフォーカスしました。「昔のこと、過去のこと」を仮定で話す場合の解説(仮定法過去完了)については、次回掲載予定です。

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