ネイティブはこう表現

ネイティブは I heard とは言わないの?「~て聞いた」2つのポイント

日本語を直訳する人
「英語を話す時、どうしても日本語から考えてしまうなあ。例えば『~って聞いたんだけど』の英語は "I heard ..."で合ってるのかな?あまりネイティブが言っているのを聞いたことないけど...」

こういった疑問に答えます。

テーマ

「聞く・聞いた」の英語への訳し方

目 次
  1. 日本語の動詞「聞いた」の5つの意味
  2. ネイティブは I heard とは言わない!「~て聞いた」2つのポイント
  3. HardとHeardの発音の違い

記事を書いている僕は、英語歴36年、講師歴20年、英語業界でプロとして生きています。現在は、当サイトのSkypeレッスンで発音から英会話まで日々英語を教える傍ら、当ブログで英語学習に役立つ情報を発信しています。そして、その信頼性担保のために、当サイトの マークがある音声はこのページも含めてすべて私の声で収録しています。

本記事では、ふだんの英語学習で伸び悩んでるかも、と感じている方に向けて書いています。少しでもネイティブの感覚を知り、毎日の英語学習をより一層ラクに楽しくしていってくださいね。

この記事を読むことで、日本語から英語へ直訳してしまうワンパターンから脱却するキッカケを掴めます。

それでは、さっそく見ていきましょう。

日本語の動詞「聞いた」の5つの意味

私たちは普段、母国語を意識しないで話していますが、ささいな言葉が英語といつも同じでないことが結構あります。

例えば、英語のhearに比べ、日本語の「聞く、聞いた」という言葉には、実はたくさんの意味があります。ここで整理してみましょう。

日本語の「聞く」の意味
  1. 音・声を耳で感じ取る (hear)
  2. 人の言う事を理解して受け入れる、従う (listen to)
  3. 注意して耳を傾ける (listen to)
  4. 質問する (ask)
  5. 人から情報を教えてもらう (tell)

こんなに意味があります。

私たちは日本語で、結構幅広い意味で「聞く、聞いた」を使っているわけです。

つまり、英語では違う動作でも、日本語では「聞く、聞いた」を使い回していることが多いということ。これが英語を話す時に間違う原因になっています。

今回は、上記5番「人から情報を教えてもらう」の「聞く、聞いた」を練習します。

日本語の「~て聞いた」

→英語で「I heard that ~」とは限らない!

「~なんて聞いてないよ~」についてはこちら↓

「~は聞いてないよ」英語はhearを使わないの?そのまま英訳は厳禁!知らなかった事実を告げられたときに、「~だなんて聞いてないよ~」と日本語では言いますが、英語ではどう表現すればよいでしょう?...

ネイティブは I heard とは言わない!
「~て聞いた」2つのポイント

日本語では、ニュースで見た内容や、友人から教えてもらった事、噂で知った事、などを言う時、「~って聞いたんだけど」と言い始めることが多いですが、これは日本語特有の言い方です。

私たち日本人は、誰が言ったのか、どこで聞いたのかをハッキリさせずに、曖昧に表現してしまうことが多いですが、英語ではなるべく誰が言ったかをハッキリさせます。

または、「聞いたんだけど」という部分自体をカットして、内容の文だけをそのまま言うほうが英語らしくなります。

ポイント① ニュースや噂で聞いた話

「東京に台風が来るって聞いたけど」
→ There's a typhoon coming to Tokyo, right?

日本語と同じ感覚で、「I heard ... 」と言いたくなるかもしれませんが、わざわざ文頭につける必要はありません。そのまま伝え聞いた事を文で言った後に、確認の意味で、文尾に「right?」(~だよね?)とつければそのニュアンスが伝わります。イントネーションは最後は上げます。

例文

It's raining a lot in Tokyo, right?
(東京では今大雨だって聞いたんだけど)
Ichiro Suzuki is a household name in the US, right?
(イチロー選手はアメリカで誰でも知ってるって聞いたんだけど)
People don't eat eels in America, right?
(アメリカでは鰻は食べないって聞いたんだけど)

ポイント② 友人・知人から聞いた話

「去年、フランスに旅行に行ったって聞いたんですけど」
Your wife told me that you went vacationing in France last year.

これも日本語に合わせて「I heard that ...」としたくなるかもしれませんが、英語では「誰から教えてもらったのか」をハッキリさせるほうがいいです。

こういう場合は、英語では「聞いた」とするよりも「~に教えてもらった」と表現します。ちなみに、「I heard from ...」で「~から連絡があった。便りがあった。」という意味になるので、知り合いから聞いた話の場合は「I heard..」で始めずに、「人 told me ...」を使いましょう。

例文

Michael told me that you're getting married next month.
(来月結婚するって聞いたけど)
My boss told me you're being transfered to New York.
(NYに転勤になるって聞いたけど)

I haven't heard from him ever since.
(彼からそれ以来全く連絡ないよ)
I'm pretty sure your mom wants to hear from you more often.
(絶対にお母さん、君の電話をいつも待ってるよ)

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HardとHeardの発音の違い

ほとんどの方が、hardとheardの発音を区別せずに、同じような発音になっているのをよく見かけます。しかも、カタカナで「ハード」と言うと hard または had のどちらかに聞こえてしまうので要注意。

I heard ...と言っているつもりでも、ネイティブには I had ...と聞こえていることが多いのです。

ここで、しっかりとhardとheardの発音を区別して練習しておきましょう。

arとerの発音の比較

hard - heard
heart - hurt
barn - burn
far - fur
star - stir

こちらの記事もR音を詳しく解説しています。ぜひどうぞ。

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