今回は、日本人が間違えやすい「単数や複数」「可算や不可算」の見極め方を見ていきます。
「足が痛いよ」英語で何と言う?
長距離を歩いた時や、ハイヒールを長時間履いた時などに「足が痛いよ」と言いたいときは、英語でこう表現します。
下記がポイント
- 足首から下はfeet(単数はfoot)、足首から上はlegs
- 痛いのは両足なので複数形
- Be動詞はare
- 筋肉痛や炎症などのジクジク・ヒリヒリする痛みは形容詞soreを使う。怪我等の痛みは動詞hurtを使う。
日本人が間違えやすい15選
ここからは、私たち日本人が間違えやすい英文を練習していきます。単数や複数、可算や不可算、などの見極め方を見ていきましょう。
「僕は犬が大好きです」
良い例 I love dogs.
悪い例 I love a dog.
悪い例 I love dog.
※犬全般を言っているので複数形。
「バスはやっぱ安いね」
良い例 Buses are cheap.
悪い例 Bus is cheap.
悪い例 A bus is cheap.
悪い例 The bus is cheap.
※バス全般を言っているので複数形。
「猫ってかわいいよね」
良い例 Cats are cute.
悪い例 Cat is cute.
悪い例 A cat is cute.
悪い例 The cat is cute.
※猫全般を言っているので複数形。cuteの他にadorableでもOK。ただしprettyは大人の女性に使う言葉なので動物には使わない。
「男は弱いね」
良い例 Men are weak.
悪い例 Man is weak.
※男全般を言っているので複数形。ちなみに「男はつらいよ」を英語にすると、「男をやっていることが大変だ」の意味なので、It's tough being a man.
「チキンを食べました」
良い例 I ate chicken.
悪い例 I ate a chicken.
※ニワトリではなく鶏肉のことなので不可算名詞。a chicken はニワトリ一羽丸ごと。
「アクション映画はつまらないよ」
良い例 Action movies are boring.
悪い例 Action movie is boring.
※アクション映画全般を言っているので複数形。
「床にガラスの破片がある」
良い例 There's glass on the floor.
悪い例 There's a glass on the floor.
※ガラスの破片は不可算名詞。some pieces of glassでもOK。ただし、a glass はコップ。
「こういう事はよくあるよ」
良い例 These things happen.
悪い例 This thing happens.
悪い例 This happens.
※「こういう事」は「こういう類のこと」なので全般のことだから複数形。
「人は間違いをするものだよ」
良い例 People make mistakes.
悪い例 People make a mistake.
悪い例 Person makes a mistake.
※「人」とは全般のことだから複数形。「間違い」も全般なので複数形。
「あなたの足大きいね~」
良い例 Your feet are really big.
悪い例 Your foot is big.
悪い例 Your feet is big.
※「足」とは両足のこと。be動詞はare。
「高い所は苦手なんです」
良い例 I'm scared of heights.
悪い例 I'm scared of height.
※「高い所」は場所なので数えられるからheights。heightは「高さ」の寸法なので場所ではない。
「人前で話すのは私には拷問だ」
良い例 Speaking in public is torture for me.
悪い例 Speaking in public is a torture for me.
※文字通りの「拷問」行為であれば数えられるので a torture でもいいが、ここでの「拷問」とは「精神的な苦痛、生き地獄」なので不可算。
「それはいい知らせだね」
良い例 That's good news.
悪い例 That's a good news.
※newsは不可算名詞なので決してa newsとは言わない。他にinformation, adviceなども不可算。
「良い天気でした」
良い例 It was good weather.
悪い例 It was a good weather.
※weatherは不可算名詞なので決して a は付けない。
「彼は茶髪だ」
良い例 He has brown hair.
悪い例 He has a brown hair.
※hairは不可算名詞なので決して a は付けない。
あとがき
「足が痛い」など、日常生活で日頃使う何気ない表現を、英語で言えるか常にトレーニングすることが大切ですね。
語学学習は、デスクにいる時間ばかりが勉強なのではなく、常にそのことを意識して考える時間すべてが語学の勉強です。
今の時代は何でも瞬時に手元のスマホで調べられるので、毎日の時間をフル活用できるようになれば上達もあっという間です。