こんにちは、小野です。
今回は、語尾「-LY」の発音について解説します。ほぼすべての日本人に共通する間違いでもあるので、発音の上達を目指す方はぜひご覧ください。
結果的に「RとLの発音向上」にもつながりますよ。
Contents
Recentlyの発音は語尾「-TLY」に要注意!
Christmas tree
特に2個目のtreeを丁寧に意識してもう一度発音してください。
今度は、この単語を普段通り発音してみてください。
recently
ここで、語尾「-tly」の部分はどのような発音になりましたか? 最初に発音した「tree」と同じ発音になりませんでしたか?
もう一度、普段通り発音してみてください。
Christmas tree
recently
太字の部分が同じような発音になってしまった方は、危険信号です。普段RとLの区別がきちんと付いていない状態です。今すぐ練習しましょう。
RとLを丁寧に意識して、recentlyの正しい発音を身に付けましょう。
最大のコツは、Lの前のTを発音しない(抑える)ことです。
語尾「-TLY」の単語を練習しよう
語尾が -tlyで終わる単語はかなり多くあります。下に挙げたのはほんの一部です。ただ、正しい語尾の発音を身に付けておけば怖いものはありません。
recently
lately
shortly
partly
currently
differently
exactly
correctly
absolutely
completely
definitely
unfortunately
immediately
語尾「-TRY」の単語を練習しよう
語尾が -tryで終わる単語は少ないです。これぐらいしかありません。
chemistry
country
industry
entry
registry
Christmas tree
Tの発音が消える詳しい解説はこちらをどうぞ
UsuallyやActuallyの正しい発音の仕方
あなたの発音と比べてみてください。同じようになっていませんか?
マズい理由は、「usually」ではなく「usuarry」の発音になっているからです。これがほぼすべての日本人に共通するクセなんです。
おそらくほとんどの人がこの単語を発音するときに、意識して口の中が力んでしまい、「-ally」のところで舌の奥のほうに力が入り、舌が奥に引っ込んでいるはずです。結果としてR音になってしまうわけです。
舌の奥の方を力ませてもいい発音は、語尾が「-ry」のときです。例えば、every, marry, January, diaryのときは、舌が奥に引っ込んでR音を作ります。
Usuallyの発音の最大のコツは、Lの発音。舌先を軽く尖らせて、上の前歯のすぐ後ろの歯茎を軽く押す感じです。
これと同様に、actuallyも練習しておきましょう。大抵の方はLがRになっているはずです。語尾をしっかりと意識して練習すればすぐに慣れます。
語尾「-ALLY」の単語を練習しよう
usually
actually
basically
especially
finally
normally
literally
occasionally
officially
originally
physically
really
語尾「-ARY, -ERY」の単語を練習しよう
very
every
strawberry
delivery
bakery
discovery
mystery
dictionary
anniversary
military
Mary*
marry*
merry*
January
February
diary
scary
*Mary, marry, merry この3つの単語は全く同じ発音になります。Merry Mary, will you marry me?(ねえ、陽気なメアリー、僕と結婚してくれますか?)という歌があるほどです。ググってみると面白いですよ。
あとがき
いかがでしたか? RとLの区別が出来るようになったでしょうか?
Usually, actually, recently, lately
この4つは頻度が高いので、十分に語尾の練習をしておいてくださいね。
余談ですが、日本人が英語を話す時の共通する変なクセで、僕が長年気になって仕方がない事が、実はもう一つあります。
英語を喋るときに、やたらと「actually」を文の先頭に置いて話す日本人が非常に多いことです。あなたの英語は大丈夫ですか?
日本人が思っているほどネイティブはそんなに頻繁に使いません。本当に「実際は事実と違うんだよ」と言いたい時だけ使います。
普段この単語を会話で多用してしまっている方は、使い過ぎにご注意を。