返事が苦手な人
「スケジュールの変更をお願いされて『月曜日でもいいですよー』と答えたい時は英語で何て言うの? "Monday is okay"でいいのかなあ?」
こういった疑問に答えます。
「月曜日でも構いませんよ・いいですよ」は英語で?
まずは、こちらの日本語の会話をご覧ください。
A: じゃ次は水曜日にしましょう。
B: わかった。楽しみにしてるね。
A: あ、ちょっと待って。月曜日はどうかな?水曜日は残業になるかもしれないんだ。
B: いいよ。月曜日でも大丈夫だよ。
A: ありがとう!じゃ、月曜日の19時に!
B: うん、じゃあね!
英語バージョンはこうなります。太字の部分は英語で何て言えばいいでしょう?
A: Okay, let's do this on Wednesday next week.
B: Alright. Can't wait.
A: Oh, wait, how about Monday? I might be doing overtime on Wednesday next week.
B: No problem. 月曜日でも大丈夫だよ。
A: Thanks! I'll see you at 7 on Monday.
B: Okay, see ya then!
↓
↓
↓
「月曜日でも大丈夫だよ。」
Monday works too.
「月曜日は仕事です」の意味じゃありません。「月曜日は仕事です」は I work on Mondays です。
動詞workを使ったこのような表現が日本人には非常に苦手になるので、ぜひ覚えて覚えておきましょう。ぐっと英語らしい会話になりますよ。
「B案でもいいですよ/OKですよ」と答えたい時は?
「Aの代わりに、Bではどうか?」
「Aではなく、Bではどうか?」
のように、A案ではなくB案ではどうか?と質問されたときに、
「BでもOKですよ」
「Bでも大丈夫です」
「Bでもいいですよ」
「Bでも構いませんよ」
「Bでも問題ないですよ」
のように答えたいときは、_ works too. と答えます。
例えば、料理の場面を例に挙げましょう。
「とんかつ」のレシピを説明しているときに、相手から「鶏肉でもいいの?」と聞かれたので、「鶏肉でもいいよ」と英語で言いたいときは、
これが一番自然な言い方です。
動詞にworkを使うところがポイント。Chicken would work too.でも同じ意味。
物が主語に来たときの動詞 work には「~はうまく行く、利く、うまく運ぶ、~で大丈夫だ」のような意味があります。
反対に、人が主語の時は「働く、取り組む、頑張る」の意味になります。
この違いにしっかりと慣れておきましょう。
※ちなみに、Chicken is okay too. Chicken is fine too. などの言い方でもOKですが、ネイティブが一番使う表現が "_ works too." です。
会話例1
A:Pork is perfect for this recipe.
(このレシピには豚肉がピッタリなのよ)
B:How about chicken instead?
(代わりに、鶏肉はどう?)
A:Chicken works too.
(鶏肉でもいいわね)
会話例3
A:Do you say "anything like that" instead of "something like that" in this sentence?
(この文では"something like that"じゃなく、"anything like that"と言ってもいいの?)
B:No, that's weird. "Stuff like that" would work, though.
(いや、それは変だね。"Stuff like that"ならOKだけどね)
会話例4
A:And then you add finely chopped onion to the pot.
(次は、玉ねぎのみじん切りを鍋に入れてね)
B:Is it okay to slice it?
(薄切りしてもいい?)
A:Yeah, slicing works too.
(そうね、薄切りでもいいわよ)
あとがき
「work」の使い方は本当に様々です。名詞もありますが、動詞も幅広い使い方をします。
日本人が特に苦手なのは、動詞のほうです。「働く」という意味しか知らない方は要注意。英語の会話では他の意味で使うほうが多いので、今回の使い方は絶対に覚えておきましょう。
動詞workのもっと詳しい解説はこちら