今回は、wannaを使ったネイティブらしい2つの表現をご紹介します。
You don't wanna know ってなに?
その答えを相手が知ったらガッカリするだろうな、気分を害するだろうな、落ち込むだろうな・・・
と思われる場合は、次のように言うと非常に英語らしくなります。
You don't wanna know.
(知らない方がいいよ。)
「あなたは知りたくない」日本語に訳すと何だか分かりにくいですよね。実はネイティブが意味しているのは、
"You don't wanna know."
→「知らない方がいいよ」
あなたに言ったとしても、
・結局知らない方がよかった
・知りたくなかった
・聞かない方が良かった
ときっとガッカリすると思うよ。
だから知らない方がいいよ。
これを応用するといろいろな動詞で使う事が出来ます。
You don't wanna ...
→「~しない方がいいよ」
あなたがそれをやったとしても、
・やらなきゃよかった
・やりたくなかった
と後悔・ガッカリするよ。
※相手に対するやんわりアドバイスになる
大抵の人は、「~しないほうがいいよ」を訳すとき、You shouldn't ... を思い浮かべると思います。
それでも間違いではありませんが、「やんわりアドバイス」というよりは、「~はやめたほうがいい」という強い忠告・勧告になります。
A: What happened to your face? Is something going on with your roommate?
(その顔どうしたの? ルームメイトと何かあったの?)
B: You don't wanna know.
(出来れば聞かないでくれ。)
A: You work like a slave. How many days in a row have you been working? 10? 20?
(あなた何日連続で働いてるの?10日?20日?)
B: You don't wanna know.
(聞かないでほしい。)
A: There's a dance performance coming up on the weekend in Shibuya. You don't wanna miss out on this one.
(週末に渋谷でダンスパフォーマンスがあるらしいよ。 見に行かない手はないと思うよ。)
B: Oh, really? Didn't know that. Thanks for the heads-up!
(本当に? 知らなかったよ。 教えてくれてありがとう!)
You might wanna know ってなに?
逆に「知っておくといいよ」と言いたい時は、You might wanna know.と言います。
日本語と違い、「あなたは知りたいかもしれません」のような youとwantを一緒に使うところが英語的感覚ですね。
"You might wanna know."
→「知っておいた方がいいよ」
あなたも知っておけば
・知らないよりは知ってよかった
・知りたいと思うような内容だった
・教えてほしいような内容だった
ときっと思うから、念の為教えておくね。
これを応用するといろいろな動詞で使う事が出来ます。
You might wanna ...
→「~した方がいいよ」
あなたがそれをやったとしたら
・やってよかった
・やりたいことだった
と喜ぶと思うよ。
※相手に対するやんわりアドバイスになる
A: It's gonna be rainy on the 7th and 8th. I thought you might wanna know.
(7日と8日は雨らしいよ。教えておいた方がいいと思って。)
B: Oh, really? Thanks for letting me know.
(本当?教えてくれてありがとう)
A: I just put some sugar in your coffee.
(コーヒーに砂糖を入れたよ)
B: Thanks.
(ありがとう)
A: You might wanna stir it in before you drink it.
(飲む前にちゃんとかき混ぜたほうがいいよ)
B: Oh, yeah, I almost forgot.
(あ、そうだね。忘れるとこだった)
あとがき
英語らしい表現を見つけるコツの一つに、直訳したときに理解しづらい英文を見つけることです。
何度もいろいろな英文に接していると、直感でわかるようになります。
そうした「英語らしい表現や言い回し」に接すれば接するほど、英語的発想やセンスが磨かれていくので、慣れないうちは、とにかく覚えてしまうことが大切ですね。
毎日コツコツと頑張りましょう!
Have a good one!