発音上達への近道

名詞と動詞ではストレスの位置(強い箇所)は逆になります

この2つの単語の、赤い部分の発音の違いがわかりますか?

product      produce

何度か発音してみてください。もうすでに、この時点で違いが明確にわかる人は、英語の発音に自信を持っていいでしょう。ですが、ほとんどの人は何が違うのかわからないはずです。

今日は、品詞によって強い箇所が変わる単語を特集していきます。

名詞と動詞ではストレスの位置(強い箇所)は逆になります

プロダクト・・・プロデュース・・・あれ、出だしは同じになってしまうぞ。何が違うんだ??」

カタカナで発音してみても、それはちょっと無理がありますね(笑)。ヒントを出しましょう。こう考えてください。それぞれの単語の品詞は何でしょう。左が名詞で、右が動詞ですね。大抵の場合、名詞は前が強く、動詞は後ろが強くなります。強い音節はスペルの通りハッキリと強く母音を発音します。それに対し、弱い音節はあいまい音で発音します。ということは・・・

product [prɑ́dəkt]
produce [prədúːs]

こうなります。第1音節の箇所だけでも、随分と発音が違いますね。このように、名詞形や動詞形など、形が変化すると、強い箇所 (stress) の位置も変わってくるため、必然的に発音(母音)が非常に大きく変わってくるのです。この2つはまだいいほうです。聞いたら全く何の単語なのか想像できないような、発音の変化も時折起こります。大事なのは、単語を発音するときに、どんな単語でもストレスの位置を意識して発音練習するよう心掛けることです。強い所をハッキリと、弱い所をあいまいに。いつもこう意識して発音練習に取り組んでくださいね。

下の例は、どれも会話でよく使われる単語です。出来れば発音の練習と一緒に、是非意味も調べて覚えておきましょう。

accuse accusation
Canada Canadian
communicate communist
compete competitive competition
compile compilation
confirm confirmation
confront confrontation
console consolation
continue continuous continuity
contribute contributor contribution
courage courageous
define definition definitely
democracy demographics
design designate
distribute distributor distribution
expire expiration
family familiar
fruit fruition
galaxy galactic
gelatin gelatinous
generous generosity
horror horrific
human humanity
ignore ignorance
Japan Japanese
mechanic mechanism mechanical
memory memorial
observe observation
origin original originality
politics policy political politician
present presentation
product produce production
relative relation
repeat repetition repetitive
resolve resolution
solve solution
super superb superior superiority
terror terrific