こんにちは、小野です。
「もう1回」と英語で言いたい場合は、何と言えばよいでしょうか?
今回は「もう~」の英語表現を解説していきます。
「もう1回」はOne more time
ネイティブの英語が聞き取れなかった時などに、「もう1回お願いします」と言いたい場合に、One more, please と言っていませんか?実はこれはよくある間違いなんです。
「One more = もう1個」の意味で、物の個数のことを指します。「もう1回」という回数を言いたい場合は次のようになります。
「one more」は 「additional(追加の)」と同じ意味です。必ず「One more ~」ように後ろに単数名詞を付ける習慣をつけましょう。
「もう1~」の様々な例
one more mistake もう1度失敗すれば
one more question もう一つ質問
one more shot もう1枚
one more step もう1歩
one more year もう1年
one more night もう一晩
one more thing もうひとつ
one more word もう一言
one more chance もう一度チャンス
「2」以上で言いたい場合は、two more years などのように「more」を間に挟みます。
上記を使った例文
Can you say that one more time?
もう一度言ってもらえますか?
One more mistake and you have to do it all over again.
もう一度失敗したら最初からやり直し。
Can I ask you one more question?
もうひとつ質問よろしいですか?
Hey, one more shot!
ねえ、もう一枚!(写真など)
One more step and I would've been killed.
あともう1歩で死ぬところだった
I'd like to stay one more night. Can I extend my stay?
もうひと晩泊まりたいんですが、延長できますか?
One more thing. Make sure you work on your pronunciation.
あともうひとつ。発音を練習しておいてね。
One more word and you won't get your dinner tonight.
あと一言でもしゃべったら、今夜の夕食はなしよ。
Could you give me one more chance?
もう一度チャンスをくれますか?
Moreの他にLessもこちらで解説しています
「another _」も同じ意味
レストランなどで飲み物などをお代わりしたい場合は、英語で何と言えばいいでしょうか?
「もう1杯いただけますか?」
このような状況では、anotherが使われます。one moreでも通じますが、anotherがより自然なので覚えておきましょう。
また、先ほど one more _ の例をいくつか挙げましたが、another _ と言っても同じ意味になります。
another _ の例
another one もうひとつ
another year もう1年
another minute もう1分
another 5 minutes もう5年・あと5年
another 10 dollars もう10ドル・あと10ドル
anotherだけの場合
「もう1つの~」であれば、基本的には one more/another のどちらでもOKですが、「2つ以上の追加」を言いたい場合は、必ず another _ となります。
「もう5年・あと5年」
one more 5 years
another 5 years
Another 10 minutes, we would have lost him.
あと10分(遅れていたら)、その子はダメだったね ※救命士が子供の命を救った場面など
あとがき
いかがでしたか?
「もう~、あと~」のように、追加で何かを加えたい場合は、
one more _
another _
後ろに、名詞や数字を入れて表すということをご説明しましたね。
なお、この「another」のほうは、日本語では「もう一つ」の訳ではない場合もあります。下の文をご覧ください。
カメラが趣味の夫が、妻からこう言われました。
You bought another camera?
日本語ではどうなりますか?
「またカメラ買ったの?」
すでにカメラを所有していて、追加でもう1台買った、という状況なので、英語はanotherになりますが、日本語では「また」と言うほうが自然ですね。
このように、状況に合わせて another なのか、again なのか、考える必要もあるので、日本語と英語をいつも比べる習慣を付けることをおすすめします。