「文句を言ってもしょうがないよ」って英語でどう言えばいいんだろう?「~はしようがないよ」はどう言うのかな。
今回はここを解説していきます。
「しょうがないよ」It is what it is.
物事の状況、環境、結果、などが自分の期待していたものと違っているが、それをそのまま甘んじて受け入れるしかない、という時にネイティブが多用するフレーズです。
下の会話例をご覧ください。
A: The customer changed the deadline to tomorrow?
(締切を明日に変更だって?)
B: Well, it is what it is. We gotta deal with it.
(そうだね、仕方ないよ。何とかしなきゃ。)
A: The governor issued lockdown orders again?
(知事がまたロックダウンの命令出したって?)
B: It is what it is. Looks like we have to cancel the trip.
(どうしようもないよ。旅行はキャンセルだね。)
A: I can't believe it. We could have won the game!
(信じられない!勝てた試合だったのに!)
B: Well, we lost the game. It is what it is. Let's work even harder for the next one.
(負けたんだから、もう仕方ないよ。次に向かって頑張ろうよ。)
A: So, how did you like our daughter's new boyfriend?
(それで、娘の新しい彼氏はどうだった?)
B: I don't like him very much, but it is what it is. I have to deal with it.
(俺はあんまり好きじゃないな。でもしようがないね。受け入れるしかないしね。)
It is what it is - 見た目はすごくシンプルですが、日本語に訳せそうで訳せない文ですね。慣れるまでは、まずはそのまま覚えるしかありません。使っているうちに徐々に頭に浸透していくはずです。
あとがき
日本語と英語の構造はだいぶ違うときがありますね。
ところで、日本語では「文句を言う」をカタカナで「クレーム」と言っていますが和製英語なので注意しましょう。
英語のclaimは「自分の権利を主張する、請求する、自分は~だと言い張る」の意味しかありません。
「文句を言う」は、
- 不平不満を言う → complain about ...
- 怒鳴る → yell at ...
の2つあると覚えておくといいですよ。間違っても claim を使わないように。