今回は、海外ドラマ「ER」の懐かしい映像を使ってリスニング練習をしましょう。私の大好きな Season8 Episode22 からです。
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海外ドラマ「ER緊急救命室 s08e22」の映像を使ってリスニング
このシーンの概要は、smallpox(天然痘)を患って亡くなった女の子の患者の処置をめぐって、上司であるJohn Carter医師と、少し生意気で勝気な性格の部下Greg Prattの意見が対立してしまいます。知識と経験が豊富なカーターが、プラットに激しく指導する場面です。
聴き取る箇所は、下記の30秒間です。まずは、全体の流れを掴むために冒頭からご覧ください。その後に、下記の指定箇所を聞き取れるまで数回見てみてください。その後、答えのスクリプトを見ながら、再度英語を一語一句聞いて文字でも確認してみてください。英語の感覚や流れを体感するのに非常に良い練習になります。
《聞き取る箇所》0:59-1:31(約30秒)
Transcripts
《聞き取る箇所》0:59-1:31(約30秒)
Carter: What are you doing?
Pratt: I thought I was helping.
Carter: Well, you're not. When I call a code, that's it. No discussion. Especially when the mother of the little girl is sitting there right in the room.
Pratt: You overlooked high-dose epi. It was worth a shot!
Carter: Well, you were wrong.
Pratt: Well, now we'll never know.
Carter: Do you ever listen? I mean, do you ever listen?
Pratt: Do you?
Carter: High-dose epi does not result in the return of spontaneous circulation, or an increased survival. If you read the literature, you would know this!
Pratt: Or you could teach me.
Carter: You know, I don't have time, Pratt, to stop and explain things to you.
Pratt: So, I'm supposed to read your mind?
Carter: No, your job is to shut up and follow my lead.
Pratt: Then lead!
カーター:何やってんだよ?
プラット:手助けしてたんだよ。
カーター:してないよ。俺が死亡宣告したらそれで終わりなんだよ。有無を言わさずだ。特に女の子の母親がああやって目の前にいたら尚更だ!
プラット:あんたはエピネフリンの大量投与の可能性を見過ごしてた。だから救えたかもしれないじゃないか!
カーター:いや違うね。
プラット:でも終わってしまったから、誰にもわからないよ。
カーター:お前は人の話をふだん聞くことがあるのか?
プラット:あんたはどうなんだよ。
カーター:エピネフリンを多量投与したとしても、自己心拍再開もしくは延命にはつながらないんだよ。文献を読んでたらちゃんとわかるだろ!
プラット:じゃ、教えてくれてもいいだろ。
カーター:いいか、プラット、いちいちそんなことを説明してる暇なんかないんだよ!
プラット:じゃ、その場の空気を読めって言うのか?
カーター:違う、お前は黙って俺のリードに従っていればいいんだよ!
プラット:じゃ、ちゃんとリードしてくれよ!
Expressions of the Day(今日の表現)
Do you ever ...?
「ふだん~することってある?」
相手が普段しているかどうか見当がつかない時、または、しているかどうか疑わしい時に、強調語everを入れてこう表現します。Do you ___? だけでも成立しますが、ever を入れる方が「本当にある?」という意味合いが強くなります。
Do you ever call your parents?
(普段、親に電話してる?)
Do you ever wonder why you were born?
(自分がなぜ生まれてきたのか、普段考えることってある?)
Do you ever clean your house?
(あなたって、普段家の掃除してる?)
I'm supposed to ...
「~することになっている」
ルールや約束で決められていることや、すでに予定が決まっていることを表す定番フレーズです。しなけれいけない、というニュアンスを含むこともあります。
We're supposed to check out by 10 o'clock.
(10時までにはチェックアウトするわよ)
I'm not supposed to tell anyone.
(誰にも言っちゃいけないことになってるんだ)
What am I supposed to do?
(私はどうすればいいのよ!)
Phrases of the Day(今日のフレーズ)
especially 特に
overlook 見落とす、見過ごす、看過する
literature 文献、論文、文学
call a code (医師が)死亡宣言する
No discussion. 話し合いはなし。問答無用。有無を言わさず
worth a shot やってみる価値がある
read someone's mind 心を読む、見抜く
follow someone's lead 人の指示に従う、後に続く
あとがき
映画やドラマは、英語の字幕付きで観ることをおすすめします。DVDでご覧になり、気になるシーンは巻き戻して、役者さんと同じように発音できるまで何度もリピート練習するといいですよ。リスニングにも非常に効果的です。
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