英語の文がうまく作れない人
「AllとEverythingはどう違うの? 区別ができない・・・。使いこなすにはどうしたらいいのか...」
こういった疑問に答えます。
「All と Everything」の違いとは?日本人が勘違いしている意味
AllとEverythingの違い
Everything = すべて/全部
All = だけ/しか
All と Everything どちらも「すべて、全部」という意味がありますが、英語では本来きちんとした使い分けがあります。
大抵の人は「全部 = All」という発想をしてしまうと思いますが、英語では「全部= everything」の場合がほとんどです。
ここが、日本人の all/everything に対する認識の大きなズレになっています。今後はなるべく「全部 = everything」と連想してみてください。
【Everythingの例文】
He knows everything.(彼はすべてを知っている)
I told her everything.(彼女に全部話した)
Everything is different.(何もかも違う)
では、allはどんな場合に使われるかというと、「All = だけ、しか」という意味で使われることが多いのが特徴です。
さらにこれが重要ポイントなのですが、only ではなく all を使うところが英語的発想。少しでも多く例文に触れて、その感覚に慣れてください。
【Allの例文】
This is all I have.(これしか持っていません)
That's all I can say.(それしか言えないなあ)
All I want is you.(あなたさえいてくれればいいの)
Allの重要例文9選
Allを使った例文です。おそらくここも、大半の方は only を使ってしまう文だと思います。しっかりと All のネイティブ感覚を学んでください。
Do you have all of your stuff with you?
忘れ物ない?(全部持った?)
He didn't say a single word all the way back home.
彼は帰り道ひと言も口を利かなかった。
Someone took all (of) my books!
誰か私の本を全部持ってった!
All you need is a pen and paper.
ペンと紙だけあればいいよ。
This is all I can do.
これしかできません。
This is all I have.
これしか持ってません。
All I did was ask.
聞いてみただけじゃないか!
If all else fails, then you can have my car for one day.
何をやってもダメなら(万策尽きたら、それでもだめなら)、1日私の車を貸してあげるよ。
Today of all days...
よりによって今日とは・・・
こちらの記事もAllがテーマです。
あとがき
AllとEverythingのこのような違いは、残念ながら日本語にはないので、「Allって“すべて”の意味じゃないの?」と驚かれたかもしれません。
ほとんどの場合「Everything=全部」「All=だけ・しか」の意味で使います。
最後に、参考までに、AllやEverythingなどの、日本人が間違いやすいものを総合的に学べる本を紹介しておきます。
マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)