こんにちは、小野です。
今回は、動詞 "happen" を使った、英語独特の表現をご紹介します。
意外と知られていない表現ですが、ネイティブはよく使う言い回しです。
ネイティブらしい英語を身に付けたい方は、ぜひご覧ください。
「happen」のネイティブらしい使い方を学ぶ
- 「happen」の基本的な使い方
- 「面白いことがあったよ」は英語で?
- 「happen」の英語独特の表現
- 「happen」の決まり文句
- あとがき
それでは早速見ていきましょう。
「happen」の基本的な使い方
「happen」は、「~が起こる、発生する、~がある」の意味です。
起こったことを主語にして文を作ります。
Something terrible has happened.
大変なことがあったよ
What happened?
何があったの?
What happened between you two?
二人の間で何があったの?
If anything happens, you'll be the first to know.
何かあったら、真っ先に知らせるよ
What do you think happens when you die?
人が死んだら、どうなると思う?
You shouldn't be worried about what hasn't happened yet.
まだ起きてもいない事を心配してもしょうがないよ
Everything that happened was my fault.
今回の事はすべて私の責任です
Let's just say a lot of things happened.
まあ、いろいろあったんですよ
Something happened at work, which is why I called you.
仕事でちょっとありまして、それで電話したんですよ
None of this would've happened if you had just listened to me!
ちゃんと私のいう事を聞いてたら、こんな事は起こらなかったでしょ!
上の例文を見てもわかるように、日本語ではほとんどの場合、「起こった」ではなく「~があった」と表現していることに注意しましょう。
「面白いことがあったよ」は英語で?
普通に考えると、日本語の構造と同様に「主語+happened」の形で An interesting thing happened to me でも良さそうですが、ネイティブは自分の身に降りかかってきた予期せぬ出来事では特に、次の構造を使います。。
I had an interesting thing happen
ちょっと変わった構造ですよね。
なぜこの構造を使うのかというと、haveは受動態の使い方があるからです。「予期せぬ出来事」=「自分にされた事」というイメージになるので、受動態の意味を持つhaveで表現する感じです。使役動詞の一種と捉えることもできます。
この「have」のよくある例文として、次のような文がありますね。
「私は財布を盗まれた」
I got my wallet stollen.
I had my wallet stollen.
このように、被害をhaveで表す場合は「I had 物 過去分詞」の構造になるのが普通ですが、「過去分詞」ではなく動詞の原形が来る場合もあります。それがhappenの場合です。
「面白いことがあったよ」
→「私の身に面白い出来事が降りかかったよ」
→ I had an interesting thing happen
予期せぬことが「起こった」「~された」という状況では、次のような場合でもこの形がよく使われます。
I had the same thing happen last night
昨夜も同じ事があったよ
I had a friend come visit me last night.
昨夜、家に友達が来たよ
I'm having a friend from America come to my apartment next week.
来週僕のアパートにアメリカの友人が来るんだ
「happen」の英語独特の表現
日本語と英語を比べながら、happenの使い方に慣れていきましょう。
happenがどのような日本語になっているかに注目です。
He's responsible for what happened.
今回の一件は彼の責任です。
Make sure nothing like that ever happens again.
その様なことが二度と起こらないようにしてくれ!
I wanna document everything that happens here.
ここで起こったことをすべて記録しておきたいんだ
Give him 6 months, and see what happens.
半年ほど彼の様子を見よう。
When you go abroad, what happens is you learn most about yourself.
海外に出掛けると、何よりも自分自身について学ぶことが多いものだ。
Do you blame her for what happened?
この間のことで彼女を責めてるの?
「happen」の決まり文句
「happen」は、日常会話で非常に多用される動詞なので、決まり文句もかなりあります。ここではその一部をご紹介します。どれもネイティブがよく使うフレーズなので、ぜひ覚えておきましょう。
These things happen.
こういう事はよくあるよ
Stuff happens.
人生いろいろあるよ
Shit happens.
生きてれば嫌なことだってあるよ
What happens happens.
起こるべくして起こったんだよ
Whatever can happen will happen.
起こる可能性があることは結局起こってしまうものだよ
※上の5つの例文は、何かミスをした相手を慰める時や、何かアクシデントがあった時に言う決まり文句。
Everything happens for a reason.
どんな事にも必ず意味がある
Sorry about what happened.
さっきはごめんね
Let's see what happens.
様子を見守ろう
What happened was my fault.
さっきは私のせいです。
What happened was an accident.
さっきのはわざとじゃありません。
What happened to not drinking?
飲まないって話はどうなったの?
あとがき
いかがでしたか?
「happen」にも、いろいろな使い方がありますね。映画やドラマを観ていると、本当によくこの動詞が登場するので、ぜひいろいろな例文に慣れておいてください。
そして、今回は特に「happenの決まり文句」の章にある例文を練習しておくのをおすすめします。必ずワンランク上の英語力が身に付きますよ。