基本の英文が難しく感じる人
「英語で文を作る時、動詞の変化が苦手。I will goなのかI'm goingなのか、ややこしくなります・・・。」
こういった疑問に答えます。
なぜ日本人は英語が苦手なのか?その理由は現在形!
英語学習で、人生の一番最初に学び始めるものが現在形。ふだん正しく使いこなせていますか?
多くの方を見ていると、意外と使いこなせていないのがこの現在形です。ぼくが今まで10年以上このSkypeレッスンに携わってきて、ほとんどの人が現在形の使い方を間違えているのをいつも見てきました。
ここが一番重要なのですが、現在形は普段の行動や習慣のときだけです。「いつも」とか「ふだん」を付けられる文にのみ使います。それに対し、今この瞬間していることを言いたいときは現在進行形。
つまり、英語の世界では現在形を使うだけで「普段の行動」を言っていることになるので、日本語のように usually をわざわざ使わなくていいのです。
この2つの文を比べてみてください。特に日本訳に注目。
What do you do?
ふだん何してるの?(お仕事は何ですか?)
What are you doing?
今何してるの?
日本語の「何してるの?」の部分は2つとも共通してますね。
日本語では、動詞で「いつ」のことなのか判断ができない(時制が判断できない)ことが多く、実は副詞の「ふだん」「今」などを聞いて時制を判断しています。
それに対し、英語では動詞で「いつ」のことなのか、必ず区別できるようになっています。基本的には、動詞以外、余計なものは何も要りません。よっぽど強調したい時に副詞(sometimes, usually, always)を付ける程度です。
私たちが英語を話す時にどうしても時制を間違えたり、余計にusuallyなど副詞を入れようとしてしまうのは、日本語にこの「時制」という文法や概念がほとんどないからなんですね。そのため、我々日本人は英語が苦手になってしまうということです。
現在形や現在進行形を使った会話例
では、実際の会話で英語の時制に注目してみましょう。以下の会話は以前実際に私が友人と交わした会話です。
and jelly sandwich mostly.
It's a protein bar. Want some?
前半のくだりは、普段の生活習慣を話していますね。後半は今食べてる物の話題でした。
日本語だと「ふだん何を食べてるの?」「今何を食べてるの?」と動詞の形を変化させずに済んでしまいますね。いつのことなのかは、「ふだん、今」という副詞の言葉で判断しています。それに対し、英語のほうは動詞の形で時制を判断しますね。ここに大きな違いがあるということですね。
現在形を訳すときの鉄則
現在形の英文を訳す(理解する)時は、必ず文頭に「ふだん」と入れてから訳すようにしてみてください。例えば、
I go to the gym right by the station.
(ふだん駅前のジムに通ってるよ)
Do you ever go to Ginza?
(ふだん銀座に行くことある?)
I don't drink.
(ふだんお酒は飲みません)
「現在形=ふだん形」と覚えましょう。