動詞goとcomeを使う際に、日本語との違いに気を付けていますか? 実は、単純に「go=行く、come=来る」ではない場合が非常に多いんです。
そして、そのどちらでもない他の動詞を使うこともあります。主語が「私」の場合は特に注意が必要です。今回は、「行く」「来る」の英語的感覚を解説していきます。
「行く・来る」は GoやComeとは限らない
- Can I go now?
- Can I come over?
答えはこうなります。
- もう帰って(行って)いいですか?
- 今からそっちに行っていい?
この2つはそれぞれ次のような場面で使われます。
- 相手は目の前にいる。その場を去りたい時に使う表現。Can I leave?とも言う。
- 相手は離れた場所にいる。電話かメールでのセリフ。Can I come to your house? でもOK。
「相手に近づく・相手の所に行く」= come
goを使うと相手から離れる意味になる。
実際の会話例でgo/comeを見てみよう
A: ヒデだよ、何してた?
B: おーヒデ、特に何も。YouTubeで動画でも見てただけだよ。どうした?
A: 今新宿でPCパーツをいろいろ見てて、君の興味ありそうなものがあるんだけど、君の家の近くまで来たからちょっと寄っていいかな?
B: もちろんいいよ。いつ頃来る?
A: 15分後くらいに行けるよ。
B: わかった。
上の会話例では、「行く」という意味で come の他に、be動詞も使われていますね。
I should be there in about 15.(あと15分くらいで行けるよ)
こういう時は、come ではなく be になります。
ネイティブがよく使う例文
- I'll be right there.
(すぐ行くよ。) - I'll be right back.
(すぐ戻るね。) - I'll be back in 5.
(5分で戻るね。) - I'll be back in 5 days.
(5日後に戻ってくるね。) - I'll be back at 5.
(5時に戻ってくるね。) - I'll be back around 5.
(5時頃に戻ってくるね。) - I'll be back on the 5th.
(5日に戻るね。) - I should be there around 5:30.
(5時半ごろに着くと思うよ。) - Can I come over right now?
(今からそっちに行ってもいい?) - You can come over if you want.
(来たかったらこっちに来てもいいよ。) - He came at me with a knife.
(彼はナイフを持って私に襲い掛かって来た。) - The car was coming right at me and I barely dodged it.
(車が私に向かって突っ込んできたけど、ギリギリかわした。)