友人を待っている人
「友人と待ち合わせしてるんだけどなかなか来ないなあ。約束の時間はとっくに過ぎてる。あ、ようやく来た!『てっきり来ないかと思ったよ』は英語で何て言うんだろう?」
こういった疑問に答えます。
「てっきり_と思ってたよ」
「待ち合わせの相手が、もしかして来ないんじゃないか」
「今日は絶対に雨は降らないだろう」
「あの店は今は開いているだろう」
などと、何かをこうじゃないかと思い込んだり、決めてかかったりして、逆の結果になることがありますね。
例えば、待ち合わせの相手が連絡もなく30分も遅刻してようやく現れたら、「てっきり来ないかと思ってたよ」と言いたくなりますが、英語はどのように表現するでしょう?
「思う」をそのまま「think」で言いたくなりますが、assumeを使うほうがピッタリです。
thinkは単に「思う」ですが、assumeは「てっきり~だと思い込む」の意味が強いからです。
「てっきり来ないかと思ったよ」
※「今」ではなく「少し前」に思っていたことなので assumed 過去形にします。後ろにつける文ももちろん過去形に合わせます。
※assumeの発音は正しくは [əsúːm] になります。-su- の部分は、「スー」でも「シュー」でもどちらでも問題ありません。
例文や会話例で見てみましょう。
A: When you said you were still at work, I just assumed you weren't gonna make it.
(まだ会社にいるって聞いたとき、今日はもう来ないんじゃないかと思ってたわ)
B: I know you like surprises. Sorry I kept you waiting, honey.
(君がサプライズ好きだってことはわかってるから。待たせてごめんね。)
When you said you were coming over, I assumed your husband would come along.
(来るって聞いたとき、てっきり旦那も一緒かと思ってたよ)
That's actually thunder? I assumed they were tearing down a building near me. The rumbling lasted for 15 seconds.
(今のが本当に雷?てっきり近くでビルでも取り壊しているのかと思ったよ。雷の音、15秒も続いてたね)
「一瞬~かと思った」
For a second (there) I thought _
"For a second, .."(一瞬)とは、勘違いしそうだったけど、すぐに我に返って違うと気付いたことを意味します。for a momentでもOK。thereはあってもなくてもOK。
あとがき
英語学習で最も大事なのは、毎日「発見をする」ことです。
普段日本語をしゃべっている時に、「あ、これは英語で何て言うんだろう?」と常に問題意識・探求心を持ち続けることです。
継続してそういう意識でいれば、必ず毎日発見があるはず。「日本語はこう表現するけど英語ではこう表現するんだなあ」という日々の気付きこそが、上達です。
ぜひ毎日10分でも20分でも、生の英語に触れましょう。