前置詞が苦手な人
「疑問文はどうしても語順がややこしく感じてしまうなあ。特に前置詞が絡むと余計に混乱する、、どう練習すればいいんですか?」
こういった疑問に答えます。
英語上達に必須の「前置詞で終わる疑問文」
WH疑問文を作るときの最大のコツは、元々の文(平叙文)がどうなのかを考えながら作り、元からある単語は不用意に消さないことが大切です。
例えば、出身を聞きたいときは、疑問文は Where are you from? になりますね。その際 from を付ける理由は元々 I'm from America だからですね。
ところが、他の疑問文になった途端、元の文がどうなのかを忘れてしまい、特に文尾の前置詞を付け忘れてしまいがちです。
下に挙げる代表的な間違えやすい例をよくご覧いただき、しっかりとネイティブの疑問文の感覚を身に付けましょう。
「何を探してるの?」
元の文 I'm looking for my wallet.
良い例 What are you looking for?
悪い例 What are you looking?
「どれくらいここにいたの?」
元の文 I've been here for 2 weeks.
良い例 How long have you been here for?
悪い例 How long have you been here?
「どこ(何)で足を切ったの?」
元の文 I cut my foot on glass.
良い例 What did you cut your foot on?
悪い例 What did you cut your foot?
このように、文の最後にくる前置詞を忘れがちになるので、元の文に前置詞がある場合は、疑問文でも絶対に忘れないように意識しましょう。意識しているうちに、徐々に元の文を考えなくても疑問文が作れるようになります。
瞬間英作文でトレーニング20選
次は、いよいよ疑問文を作るトレーニングです。
今回は、練習しやすいように、最後は必ず前置詞で終わる疑問文だけを練習していきます。
トレーニング手順
- 日本訳だけを見て、パッと英訳してみる。
- どうしても英語が出て来ない場合は、「元の文」を見てもOK
- 最後に英訳を見て答えを確認
動詞+前置詞のパターン
(1)「彼女は誰と話してるの?」
※talkを使うこと。
(2)「これは誰のものですか?」
※belongを使うこと。
(3)「何を聴いてるの?」
※listenを使うこと。
(4)「何を笑ってるの?」
※laughを使うこと。
(5)「それを何で切ったの?」
※cutを使うこと。切った時の道具を尋ねる。
(6)「何駅で彼に会ったの?」
※meetを使うこと。
(7)「今誰に微笑んだの?」
※smileを使うこと。
(8)「誰と沖縄に行ったの?」
※goを使うこと。
(9)「何時までに空港に行かなきゃならないの?」
※getを使うこと。
(10)「何の部署で働いているの?」
※workを使うこと。
形容詞+前置詞のパターン
(1)「何を怒ってるの?」
※mad/angryどちらでもOK。
(2)「何がそんなに嬉しいの?」
※happyを使うこと。
(3)「何が怖いの?」
※scaredを使うこと。
(4)「何が心配なの?」
※worriedを使うこと。
(5)「何を謝ってるの?」
※sorryを使うこと。
その他のパターン
上のパターン以外で、特にbe動詞の場合も練習しておきましょう。
(1)「今何駅にいるの?」
※be動詞を使うこと。
(2)「彼はあそこにずっとどれくらいいたの?」
※be動詞を使うこと。
(3)「今何階にいるの?」
(4)「誰の味方なの?」
※sideを使うこと。
(5)「それはどこのチャンネルでやってるの?」
あとがき
今回は、あくまでも前置詞が文の最後に来ることを前提で練習しました。もちろんネイティブとの会話では、What did you eat? のような前置詞が不要な疑問文もあることを忘れないでください。
こうした練習を少しずつ積み上げていくことで、英語力は確実についていきます。毎日英語に触れて、少しでもネイティブの感覚に慣れていってください!