会話頻出の構造

「生まれつき~だ」は英語で何て言うの?「文+状態」の重要構造!

英語の構造が苦手な人
「英語で『彼は生まれつき金持ちだ』は何て言うのかなあ。生まれつきって英語は何だろう?それとも、何か特別な文の構造でもあるのかなあ。日本人が知らないルールなどあれば教えてくださいな。」

こういった疑問に答えます。

テーマ

英語ならではの構造を学び、表現の幅を広げる

目 次
  1. 「生まれつき~だ」は英語で何て言うの?
  2. 「文+状態」で驚くほど表現の幅が広がる重要構造とは?
  3. 文尾に付ける「状態」は3パターン
  4. あとがき

この記事を読むことで、長い文や複雑な文を1つに簡潔にまとめるコツがわかるようになります。

このルールを知っておくと、今後の英語学習の中で非常に役に立つはずです。黄金のルールと言ってもいいくらいの、英語ならではの構造なので、絶対に身に付けてくださいね。

それでは、さっそく見ていきましょう。

「生まれつき~だ」は英語で何て言うの?


「彼は生まれつき金持ちだ」

これを英語ではどう表現すればいいでしょうか?

英語には「生まれつき」という言葉はありません。「生まれつき~だ」は、ある特別な構造を使って表現します。

おそらく誰もが知っている、Lady Gagaのあの大ヒット曲 “Born this way” に次のような歌詞があります。

I’m on the right track, baby, I was born this way.
(私の進む道は間違ってない、そう、私は生まれつきこうだから。)
Lady Gaga- Born This Way

I was born this way.

日本語に訳すと、次のような感じです。

「私は生まれつきこうだ」
「私はこういうふうに生まれてきた」
「私はこうなるべくして生まれてきた」

「生まれつき~だ」と英語で言いたいときは、I was born ~の構造で言えばいいというのがわかりますね。

というわけで、「彼は生まれつき金持ちだ」を英語で表現するときは、
彼は金持ちの状態で生まれてきた」という構造で考えます。

He was born +【状態を表す言葉】

→ He was born + 金持ちの状態

He was born rich.

「金持ちだ」は形容詞richなので、それを文尾に付けるだけで完成。全体の構造は至ってシンプルですね。

ちなみに、「金持ちの男」でもOKです。

He was born a rich man.

「生まれつき~だ」

I was born + 形容詞
I was born + a 名詞

「文+状態」で驚くほど表現の幅が広がる重要構造とは?


日本語で表現すると長い文でも、英語で表現すると意外に簡潔で短くなることがよくあります。例えば、

「彼は帰って来た時に具合が悪そうだった。」

という文を英語にしてみましょう。

He was sick when he came home.

大半の方は、このように2つの文をwhenでつなげて作ると思います。これはこれで間違いではないですが、実はもっと簡潔に短くできる、英語ならではの便利な構造があります。2つの文を1つに簡潔に言えるようになります。

「どういう状態で + 何をしたのか」この2つの情報を、英語では1つの文で表現します。

「彼は帰って来た時に具合が悪そうだった」
「彼は家に帰って来た + 具合悪い状態で」

「具合悪い状態で」= sick なので、全体としてこうなります。

He came home sick.
(彼は帰って来た時に具合が悪そうだった)

たったこれだけでOK。こんなにシンプルになります。しかも、このほうがはるかに英語らしい表現です。

※ちなみに、He / came home / sick. のように見ると SVC にも見えますので、私はこれを「SVCの応用」と呼んでいます。

後ろにつける「状態」は3パターン


文尾にくる「状態を表す言葉」は、大きく分けて次の3パターンあります。

  1. 文+ 1語(形、ing、過去分詞)
  2. 文+ with 名詞
  3. 文+ 名詞

つまり、後ろにつける言葉は3パターンのどれになるかを判断できるようになればOK。

では、どういう言葉がどのパターンになるか、具体的な例で3パターンを見ていきましょう。

(1) 文の最後に「1語」を加える

文尾には、形容詞、現在分詞(ing)、過去分詞がきます。目的語が必要な場合は後ろに加えます。

He came home drunk.
彼は酔った状態で帰宅した。
彼は帰宅したときに酔っ払っていた。

He came home running.
彼は走っている状態で帰って来た。
彼は走って帰って来た。

He made it home alive.
彼は生きている状態で帰ってきた。
彼は無事に帰って来た。

I’m busy working.
私は仕事をしている状態で忙しい。
仕事で忙しい。

I woke up screaming.
私は叫んでいる状態で目が覚めた。
叫びながら目を覚ました。

I woke up famous.
私は有名な状態で目を覚ました。
朝起きたら有名人になっていた。

I broke my leg snowboarding
私はスノボをしている状態で足を骨折した。
スノボをしていて足を折った。

I twisted my ankle playing soccer.
サッカーをしている状態で足首を捻挫した。
サッカーをしていて足首を捻挫した。

I cut my finger cutting vegetables.
野菜を切っている状態で指を切った。
野菜を切っていて指を切った。

Her words sometimes come out slurred.
彼女の言葉は、時々不明瞭な状態で出てくる。
彼女は時々発音が不明瞭だ。

Come prepared!
準備した状態で来てね。
準備して来てね(予習して来てね)

Come prepared to drink!
飲む準備をした状態で来てね。
飲む気満々で来てね!

He drove drunk. (He drove while drunk.)
彼は酔った状態で運転した。
彼は酒酔い運転をした。

He came to see me covered in bruises.
彼はあざだらけの状態でやって来た。
彼は身体中あざだらけだった。

I’ve never seen him drunk.
私は酔った状態で彼を見たことがない。
私は彼の酔ったところを見たことがない。

She comes on strong.
彼女はいつも強い状態で迫ってくる。
彼女はいつも態度や要求が強引だ(気が強い、あたりがキツイ)

You always show up unannounced.
あなたはいつも予告なしの状態で現れる。
あなたって、いつも黙ってやって来るのね。

I’d hate for people to come to my house uninvited.
招かれていない状態で家に来る人は好きじゃない。
呼んでもいないのに家に押しかけてくる人って嫌い。

(2) 文の最後に「with 名詞」を加える

名詞の場合は、基本的には文にそのまま付けられないので、付帯状況を表す with を伴って付けなければなりません。

「~を持って、携えて、状態で」の意味です。さらに、その名詞の状態を示したい場合(例 窓が開いている)は、名詞の後ろに状態語(例 with the window open)を置きます。

He came home with a cold.
彼は風邪を持って帰宅した。
彼は帰宅したとき風邪をひいていた。

He came home with a headache.
彼は頭痛を持って帰宅した。
彼は帰宅した時に頭が痛かった。

I woke up with a hangover.
二日酔いを持って目を覚ました。
朝起きたら二日酔いだった。

I went to bed with the window open.
窓が開いた状態で寝た。
窓を開けっぱなしで寝た。

I went to bed with makeup on.
化粧を付けた状態で寝た。
化粧をしたまま寝た。

You look good with short hair.
短い髪を持った状態だと良く見える。
短い髪が似合うね。

You would look good with short hair.
仮に短い髪を持った状態にすれば良く見える。
短い髪が似合いそうだね。

You would look better with short hair.
仮に短い髪の状態のほうがよく見える。
短い髪のほうが似合いそうだね。

You would look good with glasses (on).
仮に眼鏡を付けた状態だとよく見える。
眼鏡かけても似合いそうだね。

I can’t work with that stupid noise!
あの騒音がある状態で働けない。
あの騒音では仕事にならないよ!

I was born with it.
それを持って生まれました。
これは生まれつきです(身体的特徴などについて)

I was born with a missing leg.
足がない状態で生まれた。
この足は生まれつきです。

He was born with a gift.
彼は才能を持って生まれた。
才能は生まれつきです。

He was born with a weak heart.
彼は弱い心臓を持って生まれた。
彼の心臓が弱いのは生まれつきです。

(3) 文の最後に「名詞」を加える

「~として生まれた」「生まれつき~だ」などを言いたいときは、withを使わずに、文尾にそのまま名詞を置くことができます。

He was born a genius.
(彼は生まれつき天才だ。)

He was born a woman.
(彼は女性として生まれた。)

She was born a nun.
(彼女は生まれながらにして修道女のような女性だ。)

She was born a beautiful queen.
(彼女は美しい王妃として生まれた)

I was born a premature baby.
(私は早産だった)

Doug was born a slave in Mississippi.
(ダグはミシシッピ州で奴隷として生まれた)

He was born a son of a local governor.
(彼は地元の知事の息子として生まれた)

あとがき

この「SVCの応用」がさらに便利なのは、会話のキャッチボールにも使える点です。よくある会話として、

A: I’m busy.
B: Doing what?
A: Preparing for my interviews.

このように頻繁に会話で使います。この形をマスターしておけば、短くて自然な会話ができるようになりますよ。

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