こんにちは、小野です。
ネイティブがよく使うフレーズで、Hopefully ~というのがあります。使っているのを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
例えば、「このウイルス危機が早く収束するといいけどね」を英語で言うと
Hopefully this virus crisis settles down soon.
このように、文頭にHopefullyを付けて言います。今日はこの副詞 Hopefully の使い方をご紹介します。
「~だといいけどね」ネイティブがよく使う「Hopefully」
I hope __「~だといいな」という表現の代わりに、Hopefully __ と言うだけです。ネイティブはこちらを好んで使う傾向があります。
Hopefullyのうしろには、希望することを文や単語で入れるだけです。
"Hopefully __"
- ~だといいなあ。
- うまくいけば~。
- できれば~。
例えば、「今夜11時までには家に帰れるといいな」を英語で表現してみましょう。
「私は今夜11時までに帰る」ことを望んでるので、Hopefullyのうしろに未来形で文をつなぎます。
Hopefully I'll be home by 11 tonight.
(今夜は11時までには帰れるといいなあ)
「家に帰る」
「家に帰る」という言い方をいつもgo backと言っている方をよく見かけますが、go backは「戻る」の意味。英語では次のように言います。
go home
come home
be home
be back
ただし、上の例文「11時にまでに家に帰る」は、厳密には「11時までに家にいる」ことを指してますよね。go homeやcome homeだと厳密には「家にいる」ことにならないので、今回は「be home」がピッタリということになります。
I hope ... でも勿論OKですが、ネイティブはよく文頭や文尾に「Hopefully」 という副詞を使うことが多いので、ぜひ覚えておきましょう。
Hopefullyのネイティブらしい会話例
会話ではネイティブは本当によくHopefullyを使います。I hope __ と言いたくなるところを、Hopefully __と言えるようにしてみましょう。より一層ネイティブっぽい英語になりますよ。
【会話例1】
A: She didn't say my name correctly again today.
(彼女、また今日も僕の名前を正しく言ってくれなかったよ)
B: Don't sweat it. Maybe she'll get it right next time.
(心配するなよ。たぶん次回は正しく言えると思うよ)
A: Hopefully!
(だといいなあ!)
【会話例2】
A: Your voice seems weird today. Are you sure you can do lessons tonight?
(今日は声が変だったよ。今夜のレッスン、大丈夫?)
B: Yeah, thanks. I should be fine to do lessons tonight.
(うん、今夜のレッスンは大丈夫だと思うよ)
A: You should go see a doctor.
(病院に行ったら?)
B: Nah, I'll be fine. I'm gonna find something for my throat for some relief in a bit. Hopefully I won't sound too out of it.
(いやいや、大丈夫。あとで喉の痛みを和らげるものを何か飲むよ。今夜は変な声にならないといいけどね)
【会話例3】
A: She was really excited when she was talking about her future vacations.
(彼女、さっき将来の旅行の話をしてたとき、盛り上がってたよね)
B: True! I was surprised that she'd been to Raleigh before.
(そうそう。Raleighに以前行ったことあるって聞いてビックリしたよ)
A: Yeah, she seemed really frustrated because her husband doesn't like to travel at all though.
(そうだね、でも旦那さんが旅行は苦手だから、結構イライラしてたね)
B: Hopefully he "lets" her travel again soon.
(そのうち、旅行を“許して”くれるといいけどね。)
A: I doubt that. Haha.
(それはどうかな 笑)
【会話例4】
A: She keeps saying R sounds in a lot of words where they don't belong.
(彼女、今日も関係ない箇所でRの音を結構発音してたよね~)
B: Yeah, that's a tough bad habit to fix. L must be hard for her I guess?
(うん、なかなか癖が治らないのかもね。たぶんLのほうが苦手なのかな?)
A: I think she has trouble with both her R's and L's, which is why she gets those two mixed up.
(おそらくRとLの両方が難しいんだと思うよ。だから、そのせいでごっちゃになるんじゃないかな)
B: Hopefully she's thinking of the words in English when she says them... If she's thinking of katakana, it's uncurable until she switches.
(発音するときは英語で単語を思い浮かべてるといいんだけどね。もしカタカナで考えてたら、英語で考えるまでは治らないだろうね)
あとがき
今回はHopefullyの使い方を解説しましたが、もちろんI hopeでも構いません。
ただ、I hope __のほうを使うときは、なるべく主語を省略して Hope __.と言ってみましょう。ネイティブらしい英語になりますよ。
余談ですが、実現不可能な願望は I wish のほうなので混同しないよう注意しましょう。