動詞「go」をもっと知りたい人
「ネイティブは頻繁に動詞goを使っている気がする。goを使いこなせるようになれば、たくさん英文を作れるようになるのかな。でもいろんな使い方がありそうで、全部は覚えきれないよ。何から覚えればいいですか?」
こういった疑問に答えます。
動詞goのネイティブ感覚を学ぶ
- 英語力に差がつく!Goの重要表現4選
- まとめ
記事を書いている僕は、英語歴36年、講師歴20年、英語業界でプロとして生きてきました。現在は、当サイトのSkypeレッスンで発音から英会話まで日々英語を教える傍ら、当ブログで英語学習に役立つ情報を発信しています。そして、その信頼性担保のために、当サイトのマークがある音声はすべて私の声で収録しています。
本記事では、ふだん英語を勉強していて、最近は少々伸び悩んでいて、英語は難しいなあと感じているような方に向けて書いています。少しでもネイティブの感覚を知り、ふだんの勉強が楽にしていきましょう。
この記事を読むことで、「重要な動詞 Go の習得方法、具体的な習得項目、その後の練習方法」までをイメージできるようになると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Contents
英語力に差がつく!Goの重要表現4選
Goに関連する表現の中で、特に日本人が間違えやすいものを見ていきましょう。この4つだけ押さえればOKです。
- go ...ing
- go on a ...
- go + 形容詞
- go + 動詞
go ...ing 「~しに行く」
go snowboarding(スノボをしに行く)
go camping(キャンプに行く)
go clubbing(クラブに行く)
go drinking(飲みに行く)
go fishing(釣りに行く)
go hiking(ハイキングに出かける)
go jogging(ジョギングに行く)
go vacationing in Hawaii(ハワイに旅行に行く)
→「ハワイに」の部分にtoを使わない。
I went shopping in Ginza last night.
(ゆうべ銀座に買い物に行った)
I wanna go shopping for clothes at ZARA.
(ZARAに洋服を買いに行きたいなあ)
They went vacationing in Tahiti.
(彼らはタヒチに旅行に行った)※went on vacation とも言う
I like going clubbing.
(クラブに行くのは好きだよ)
この構文では、「銀座に買い物に行く」を to Ginza とは言いません。in Ginza と言います。間違えやすいので注意しましょう。
She went shopping to Ginza.
She went shopping in Ginza.
go on a ... 「~に行く」
go on a trip to ...(~に旅行に行く)
go on a honeymoon(新婚旅行に行く)
go on a hike(ハイキングに行く)
go on a 5-day trip to ...(5日間の旅行に行く)
go on a hanami picnic in ...(~に花見に行く)
→ do hanami だけでもOK
I went on a date with him.
(彼とデートに行った)
He's going on a trip to Taiwan next week.
(彼は来週台湾に旅行に出かける)
I went on a business trip to Singapore.
(シンガポールに出張に行った)
We went on a hanami picnic in a park close to where I work.
(職場の近くの公園に皆で花見に行きました)
「旅行する、旅行に行く」は動詞 travel を使う人を多く見かけますが、ネイティブはほとんど使いません。代わりに go on a trip to ...と言います。主な理由としては、travel は長期間の長い旅のイメージが強く、go on a trip は小旅行(数日間)のイメージがあるためです。
go + 形容詞 「~の状態になる」
大抵の場合は、get hungry(お腹が空く)、get tired(疲れる)のように動詞 get を使いますが、何か悪い状態・状況になって元にはもう戻らない意味の場合は、動詞 go を使います。
go bad(悪くなる、腐る)
go gray(白髪になる)
go bald(はげる)
go missing(行方不明になる)
go dead(機械などが故障する、切れる)
go viral(ツイッターなどがバズる)
go crazy(おかしくなる)
go berserk(怒り狂う、騒ぎだす)
go bananas(気が狂う、騒ぎだす)
go south(失敗する)
go sour(ダメになる)
My phone went dead.
(携帯のバッテリーが切れた)
He's going bald.
(彼はハゲてきている)
His video went viral.
(彼の動画がバズった)
The milk went bad.
(牛乳が腐ってしまった)
goのうしろには時々名詞も来ます。そのため注意すべき点として、「NYに行く」は go to New York ですが、文に入れた途端に to を忘れる人が非常に多いので注意しましょう。
I want to go New York.
I want to go to New York.
間違って go New York と言ってしまうと、toが抜けているせいで、ネイティブにとっては「go + 形容詞」の構造に聞こえてしまい、「ニューヨークのような状態になる」という訳の分からない意味になってしまいます。
go + 動詞 「~しに行く」
go のすぐ後ろに原形を続けます。会話ではよくこの省略が起こります。ただし、過去形では and を省略せずに使います。
Go wash your hands.
(手を洗っておいで。)
I went and checked out my new place a bit ago.
(さっき新しい物件を見に行ってきたよ)
Let's go see a new film.
(新作を見に行こうよ)
まとめ
いかがでしたでしょうか? Goひとつを解説しても、このように結構ボリュームがあるように見えますが、これでもかなり絞り込んでいます。
go …ing
go on a …
go + 形容詞
go + 動詞
30年以上の英語の経験に基づいて吟味してあります。この記事に書いてあることは是非自分のモノにしてくださいね。