文法の盲点

ネイティブは冠詞「aとthe」をどう使い分けてるの?(1/2)【冠詞a】

aとtheが苦手な人
「昔からaとtheの冠詞が苦手。イマイチわかってない。ネイティブはどういう基準で使い分けているのかなあ。わかりやすいルールがあれば知りたいな。」

こういった疑問に答えます。

それでは、さっそく見ていきましょう。

こんな場合にaを付ける【例文15選】


冠詞aを付けるのは、基本的に「たくさんある中のひとつ(ひとり)」の場合です。
特定(限定)する場合は冠詞theになります。

I'm looking for a new job.
新しい仕事を探している
何でもいいからひとつなので a new job

She's waiting for a taxi.
彼女はタクシーを待っている
不特定のタクシー1台なので a taxi

He works in a bank.
彼は銀行に勤めている
世の中に沢山ある銀行のひとつなので a bank

She works for a company that makes furniture.
彼女は家具を製造している会社に勤めている。
世の中にある沢山の家具会社のひとつなので a company

He looks like a young doctor.
彼は若い医者みたいだね。
世の中に沢山いる若い医者の一人なので a young doctor
※「a 形容詞+名詞」だと a を忘れやすいので注意!

What do you look for in a man?
男性にはどんな部分(資質)を求めますか?
→ 相手が思う理想の男性
一人の男性に焦点を当てているので a man

I became a father.
私は父親になった
世の中のひとりの父親という意味なので a father

I've been a terrible mother.
私はひどい母親だった
世の中のひとりの母親という意味なので a mother
※「a 形容詞+名詞」だと a を忘れやすいので注意!

I've been a terrible boyfriend.
僕はひどい男だった
世の中のひとりの男の意味なので a boyfriend
※「a 形容詞+名詞」だと a を忘れやすいので注意!

Is anybody here a doctor?
この中にお医者様はいらっしゃいませんか?
不特定のひとりの医者なので a doctor

I met a guy named Steve yesterday.
昨日Steveという男に会った
ひとりの男の意味なので a guy

Everything happens for a reason.
どんな出来事にも意味がある
Everythingは単数扱いなので「理由」も単数。

There's a good bar in Shibuya.
渋谷にいいバーがあるよ。
沢山ある中の一軒なので a good bar
※「a 形容詞+名詞」だと a を忘れやすいので注意!

I wanna drive a fancy car some day.
いつか高級車に乗りたいなあ。
沢山ある中の一台なので a fancy car
※「a 形容詞+名詞」だと a を忘れやすいので注意!

Aaron always wears a black cap.
アーロンはいつも黒いキャップをかぶっている。
不特定の1つなので a black cap
※「a 形容詞+名詞」だと a を忘れやすいので注意!

今回は、冠詞「a」に焦点を当てました。次回は、「the」の重要ポイントをお届けします。

ネイティブは冠詞「aとthe」をどう使い分けてるの?(2/2)【冠詞the】前回からの続きです。こちらの記事を先にお読みください。 こんな場合にtheを付ける【例文20選】 冠詞theを付けるのは、沢...