海外旅行に行きたい人
「今年は海外旅行に行きたいな。でも英語が出来ないと楽しめないかなあ。どれくらい英語力があればいいんだろう?ある程度の基準を教えてくださいな。」
こういった疑問に答えます。
Contents
海外旅行で必要な英語力は「中学生レベル」
こんにちは、小野です。
旅行で数日間程度アメリカやイギリスなどの英語圏に行くのであれば、ホテルやレストランなどで会話をする程度なので、中学生レベルで基本的に大丈夫です。
海外旅行で使う英語フレーズは?
以下のフレーズが言えれば、海外旅行には支障はないでしょう。
- Hi. I'm checking in.
チェックインをお願いします。 - I have a reservation for 4 nights.
4泊で予約をしています。 - Can I get a non-smoking room?
禁煙ルームをお願いできますか? - Check out please. I had a coke in the minibar.
チェックアウトします。ミニバーでコーラを飲みました。 - Have a nice day.
※あいさつは大事。お店、コンビニ、レストラン、フロント、道を尋ねた人、誰にでも、別れ際にこれを言いましょう。きっと笑顔で返してくれるはずです。 - Excuse me, sir. Is there a restaurant named Casablanca around here?
すみません、この辺にカサブランカというレストランはありませんか? - Thanks for your time!
ありがとうございました。 - I'll have a prime-rib steak and a Caesar salad please.
~と~をお願いします(注文) - Excuse me. Can I get one of these?
すみません、これを1ついただけますか?※注文時以外にも、例えば、スプーンをもう一つ欲しい時などでも使えます。 - Can I get another one?
もう一ついただけますか? - Check please.
お勘定をお願いします。 - Sorry?
何ですか?(聞き取れなかった時) - I don't understand.
わかりません(聞き取れなかった時) - Just a sec./One sec.
ちょっと待ってください。
上記の英語だったらギリギリ何とか言えそうかな、という人は、すぐにでも海外旅行に行くべきです。英語は場数です。経験値の積み重ねです。
もちろん最初の頃は出来ないことが多いと思います。
フロントやコンシエルジュと会話したり、ウエイターさんと楽しく会話したり、現地の人と立ち話、というのは最初は無理でしょう。
でも、出来ないことが明確になる → 改善する → 成長する、というサイクルが大事。このサイクルを繰り返すことでしか、英語は上達しません。
英会話を伸ばすには、とにかく話すこと
日本人の最大の壁は「躊躇してしまう」ことです。
- ウエイターに話しかけようとして、躊躇してやめてしまう。
- フロントに何かリクエストをしようとして、躊躇してやめてしまう。
- 道を尋ねようとして、躊躇してやめてしまう。
ふだんから、こんなマインドになっていませんか?
子供の頃のキャッチボールと同じです。自転車に初めて乗る時と同じです。躊躇したら1ミリも成長しません。
英語を話す機会があれば、とにかく逃さずに、自分を鼓舞して必ず話しましょう。
上手に文が作れなくてもいいです。最初は単語だけでもズラズラと並べてみましょう。場数を踏んでいくうちに、少しずつその単語がフレーズになり、センテンスになり、会話になっていきます。
英語を習得する最適な3つのトレーニング方法とは?
数をこなせばそれなりに少しずつ上達はしていきますが、日本では英語を話す機会はどうしても限られてしまいます。大事なことは、その限られた機会を最大限に生かせているかどうかです。
そこで、英語歴37年目の僕が、英語学習に最適な方法をご紹介します。初心者の方にも上級者にも当てはまる方法です。
日本で英語を習得するために、一番早くて一番効果があると思う方法は、次の3つ。
英語習得の最適なトレーニング方法
- 瞬間英作文
- ディクテーション
- 3人で会話(ネイティブ、英語ができる日本人、あなた)
それぞれ説明します。わかりやすく説明するために、初心者の方を例にします。
瞬間英作文
言葉の通り、日本文を聞いて瞬時に英語の文を言うトレーニング方法です。
考える時間は1秒以上取ってはいけません。文字通り間髪置かずに即座に英文にします。
回を重ねていくと、同じような所でいつも間違えることに気付くはずです。自分の英語のクセや弱点を知る非常に効果的なトレーニング方法です。
僕も10代や20代の頃、ひとりで何度も何度もやってました。かなり効果的です。何より1人で出来るのが利点です。
題材や教材は何でも構いません。初心者であれば、書店で売ってるかんたんな中学レベルの英語本が1冊あれば十分。
やってるうちに教材がかんたんに思えてきたら、自分の日常生活の中で行ないます。自分でとっさに考えた日本文を英語にするので、会話で使う文を自然に練習できるからです。
参考までに、僕からお勧めの書籍を紹介しておきます。題材として絶対損はしない良書です。英語の上達を目指す方は迷わずポチりましょう。
初心者~中級の方は次の2冊がおすすめです。
中級者以上の方は次の2冊がおすすめです。
ディクテーション
Dictationとは、聞こえてくる英文を、一語一句漏らさず書き取ることです。
英語を聞き取って正確に書き出すということは、総合的な英語力をフル動員しなければ出来ません。発音、リンキング、ボキャブラリー、決まり文句、文法、すべての英語力が必要になります。
最初の頃は少しの英文でも、かなりの時間がかかると思います。でも苦しんで練習した分だけ、自分の血となり肉となるので、英語の上達を目指すなら、絶対にやるべきトレーニング方法です。
これも題材は基本的に何でも構いませんが、まだ初心者の方は文法のおさらいも含めて、教材を利用するのがベストだと思います。教材がかんたんに感じてきたら、生の英語にチャレンジです。
中級以上の方は、僕がふだんブログで出している「動画で学ぶ英語」もぜひトレーニングに活用してください。
ちなみに、僕のレッスンを受けている方は、何の題材が最適か個別にアドバイスも出来ますので、いつでも聞いてくださいね。
では、ディクテーションやリスニングを上達させるためのオススメの書籍を紹介します。こういうテキストは、自分への投資なので、惜しみなくどんどん利用しましょう。
初心者~中級者におすすめです。
中級者以上におすすめです。
3人で会話(ネイティブ、英語ができる日本人、あなた)
これは実践に近いトレーニングです。
最終的には、もちろんネイティブと2人で会話が理想です。ふたりで飲みにでも行ける英語力が理想の到着地点です。
ただし、いきなり闇雲に1対1で会話しても、終わった後は何を話したかよく覚えていない、何も残ってない、のようになりがちです。何となく中身のない会話で終わってしまったり、ネイティブも事細かにアドバイスをくれるようなことは決してありません。
なので、将来的にネイティブと1対1でも中身のある会話ができるようになるまでは、手助けをしてもらえる人間を間に置くのがベストです。
会話の最中や直後などに助言やレビューをしてくれるアドバイザーがいれば、自分の弱点や変なクセなど、気付かなかった細かいところまで教えてもらえるからです。
発音から文法まで幅広くアドバイスを受けられる、という点も大きなメリットです。
ひとつ注意点として、中途半端な英語力の人にアドバイザーをお願いしても全く意味がないということ。同時通訳が出来るくらいの、ネイティブとほぼ同程度の英語力がある人が理想です。
そういった人が見つかるまでは、オンライン英会話などでネイティブ(またはネイティブに準じた英語力の外国人等)と会話の練習をしておくといいと思います。
あとがき
英語力と充実感は比例します。
海外旅行に必要な英語力は中学生レベル、と上で述べましたが、もちろん英語力はあればあるほど旅行は楽しく充実したものになります。
海外赴任でも、人生においても、同じです。すべてにおいて、英語が使えれば使えるほど、役に立つどころか、人生そのものを刺激的にしてくれます。僕が人生で体験済なので魂を込めて断言できます。
ぜひ少しでも英語を身に付けて、自分の世界をテリトリーを広げていってください。英語は誰でも必ず身に付きます。