英語が中級でくすぶってる人
「仮に~だとして、という言い方はどう言えばいいのかなあ。Ifを使えばいいの?それしか思い付かない。ネイティブはどう表現するの?」
こういった疑問に答えます。
条件や仮説を前置きするIf以外の表現を学び、会話の幅を広げる
- 「仮にその話が本当だとして」は英語で?「If」以外の仮定の言い方
- Assuming __ のよくある例文10選
- あとがき&参考書籍
それでは、さっそく見ていきましょう。
「仮にその話が本当だとして」は英語で?「If」以外の仮定の言い方
相手の話が少し信じられなかったとして、それに対し何か言いたいとき、例えば次のような文は英語でどう言えばいいでしょう?
「仮にその話が本当だとして、じゃどうするつもりなの?」
太字の部分に注目してください。ネイティブは次のように表現します。
Assumeという動詞をing形にして使います。仮定の接続詞になります。ちょうどifの使い方と同じです。
慣れていない方には、Assumingはちょっと見慣れない単語として意外に感じるかもしれませんが、実はネイティブは結構使います。
Assuming + 文
- 仮に~だとして、
- ~であればだけどね。
- ~であると仮定して、
- ~するとして、
話の確率が高そうな状況
相手が強く主張している状況
ほぼそうなっているであろうと予想できる状況
→それでも心配or疑わしいので、自分の意見を言っておきたい
Ifの文だと普通の仮定「もし~なら、仮に~なら」なのですが、Assumingを使えば、良い意味でも悪い意味でも、確率の高いニュアンスを伝えることができます。この辺がIfと若干違うところ。
Assuming __ のよくある例文10選
Assumingを使う、よくある例文を紹介します。Ifとの違いを感じながら練習するといいです。
- We're going to the beach tomorrow, assuming it doesn't rain.
(明日海に行くよ、雨が降らなければの話だけどね) - You should be able to get there soon, assuming you work on it every day.
(もうじきそのレベルまで行けると思うよ、毎日練習すればね) - Assuming you get accepted into college, how are you gonna get your tuition fees?
(仮に大学に受かったとして、一体どうやって学費を工面するつもり?) - How long is the project expected to take, assuming that all goes well?
(万事うまく行ったとして、このプロジェクトはどのくらいの期間かかりそう?) - Assuming that I believe any of this is even remotely possible, there has to be a reason you came from the future.
(百歩譲ってこれが本当だとしても、君が未来から来たって理由が絶対あるはずだよ) - We should get there in an hour, assuming there's no traffic problem.
(渋滞とかの問題がなければ、あと1時間で着くはずじゃないかな) - I'll see you next week, assuming you're still in Tokyo.
(また来週会おうね!その時まだいればだけどね) - We're gonna go to a sushi restaurant in Santa Monica, assuming there is one.
(サンタモニカで寿司屋にでも行こうよ、あればだけどね) - I'll talk to him about this when we get there, assuming he's still there.
(着いたらこの件を彼に話すつもりだよ、まだそこにいればだけどね) - How do you usually use Microsoft Word, assuming you have one in your computer?
(Microsoft Wordはふだんどう使ってる?持っていればの話だけど)
あとがき
Assumingは、ing形なので動詞に見えて、実は接続詞。If, when, but, and と同じグループです。
しかも、ifとwhenのように、条件や時を表す副詞節では、未来の内容であっても現在形で言う決まりがあります。
こうした接続詞は他にも、before, after, as soon as, などがあるので、ぜひ覚えておきましょう。
こうした日本人の盲点をついたネイティブ著のおすすめの書籍があるので、最後にご紹介しておきます。
初級の方へおすすめ
ネイティブ感覚を学びたい方におすすめの書籍です。かなりわかりやすい解説ですよ。
初級~中級者の方へおすすめ
日本語と英語のズレを効率よく学べるおすすめの本です。「日本語はこう言うけど、英語はどうなのかな」といつも疑問に思う良い習慣が身につくと思いますよ。