American T

American T

「American T」「soft D」「Flap T」などとも言われるこの音の変化は、大きく分けて3つの法則があります。アメリカ英語独特の「T音の変化」が3種類存在するのです。※ flap とは、鳥が音を立てて翼を羽ばたく意味です。

1. Soft D の法則

弱い位置のTは軽く弾くように!
まずは、この音声を聴いてみてください

2つの単語が聞こえましたね。何の単語か分かりましたか?

答えは・・・ Betty (女性の名前), buddy (仲間、友人)

お気づきになりましたか? そうです。2つとも後半の発音が同じでしたね。でもスペルは -tty, -ddy のように異なっていますね。英語の発音では、軽い位置(強勢が置かれていない音節)のにある T と D は同じ発音になってしまうのです。これが「Soft D」と言われるゆえんです。音自体は、日本語の「軽くはじくようなラ行」のようですね。ラ行そのもの、と言ってもいいくらいです。

Yes, it is.
No, it isn't.
Give it a shot.
Get it at Shop Japan!
I get that a lot.
hospital
capital
city
capacity
electricity
How much water should I put in?
I could have had him.
the United States of America

2. 語尾・文尾では消える

一瞬止めるように!
lately
recently
eight weeks
it was
nightmare
atmosphere

I might not do that.
It's not that great.
I won't need it.
Hold my hand.
I built that website last night.

3. Nの前後では消える

ほぼ完全になくなります
eaten
important
written
Britain
Bill Clinton

twenty
interview
dentist
Santa Claus
disappointed

「Nの前後でTが消える」という変化が最も難しいでしょう。私も中学生の時に相当練習した記憶があります。特に、important の語尾がなかなか真似できないと思います。この単語を正しくネイティブのように発音できる日本人に、今まで出会ったことがないくらいです。何度も何度も反復練習(repetition)して、ぜひネイティブらしい発音を身に付けてください。

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